看護師という存在 - 看護師の資格と就職

看護師という存在

病院にお世話になったことのない人は、恐らく居ないと思います。
行けば一番接することが多いのは、医師よりも『看護師』さんかもしれません。
病院の看護師さんは、患者さんにとって一番身近な医療スタッフなのです。
医療行為は、基本的に医師、看護師、薬剤師、各種専門スタッフがチームになって行うものであり、その中でも特に患者と密接に関わりを持ち、病状の把握から精神的なケアまで幅広い役割を担います。

例えば、患者の心情としても、難しい質問に対して聞き返したい時に、直接医師にではなく後から看護師さんに聞くことが多いようです。
このような場合でも分かりやすく丁寧な説明で患者への説明を行い、医師へは患者さんの心の内を伝える両者の『パイプ』的な大切な役目もあります。
ナイーブになっている患者は、何でもストレートに返されてしまいそうな医師には緊張感を持って接しているようですが、医師には言いにくいことでも看護師になら言えるというのは、それだけ『心の支え』として信頼しているからではないでしょうか。

しかしながら看護師も一人の人間です。
時には医師と患者の間で悩むことや、大きなストレスを感じることもあります。
同じように患者も一人の人間であり、個々の考え方や受け止め方がありますので、人対人との付き合いと考えた場合には摩擦が生じてしまうことにもなりかねません。
医療人として高い知識や技術を持って患者に接したところで、そのほとんどがマニュアル通りにいかないことの方が多いのです。

つまり、現場で働く看護師の多くには、『誠実さ』、『堅実さ』、『高い知識や技術』、『的確でスピーディな判断力』、『とっさの行動力』など、様々な状況に臨機応変に対応できるだけの資質が必要な、大変な職業であると言えます。
又、それだけではなく『人間力』と言った面でも、弱っている患者の心の支えとなるべく時に厳しく、だけど広い心で接することが大切な素養の一つであることは間違いないでしょう。